パニック障害に役立つ精神治療
全ての治療法を試した訳ではないのですが、精神治療には個人によって相性があると思います。なので、色々な精神療法を紹介しますので、自分に合ったものを選択し、試してみて下さい。
認知行動療法
発作自体は、薬物治療で比較的早く、消失される事は出来ますが、予期不安は難しく、消し去るまでには時間がかかります。なぜかと言うと、予期不安は自分の思い込みによって発生するもので、その思い込みが正しい情報でなく、間違った情報を正しいと学習してしまっている為、それらを一つ一つ正しい情報に載せ替えていくのに時間がかかってしまいます。
例えば、電車に乗っているときにパニック発作が起こってしまうと「電車に乗る=パニック発作が起こる」と思い込んでしまいます。これらは、本来、関連性がないにも関わらず、自分の中で関係していると思い込み予期不安に繋がります。
なので、認知行動療法では、まず、以前にパニック発作が起こった理由を検証し、正しい情報を脳に覚えこませ、関連しない行動を出来るようにしていく治療をしていきます。電車の例を使うと、電車に乗ってみて発作が起こらない事を確認し、最終的に「電車に乗る≠パニック発作」という形に持って行きます。
他には、ささいな事を重大に考えたり、何でも極端に考えてしまったり、ネガティブに考えるというパニック障害でよくしてしまう考え方を、徐々に修正し、正常なものに戻すという治療の仕方もあります。これらの治療の中で最も大事な事は、急がない、無理をしない、段階的にクリアしていく事です。どうしても、障害を早く直したいと思い無理をして続かないケースが沢山あります。
もしも、ひとつの治療方を実施してそれを続ける事ができなかった時、さらにネガティブに考え症状が悪化する事もあります。なので、ゆっくりと無理をせず、段階的にクリアしていくようにしましょう。
自立訓練法
自分に暗示をかけリラックスする方法です。スポーツ選手なども取り入れるリラックス方法で、パニック障害においても、予期不安の解消に効果があると言われています。僕も試してみましたが、なれてくると本当にリラックスできて落ち着きます。
詳細は以下のサイトで紹介されています。
■ 自律訓練法をやってみよう ウェルリンク株式会社
森田療法
森田療法の根本的な考え方を簡単にいうと、パニック障害の患者さんは特に、心身の違和感に気付けば、その違和感に注意が集中する。注意が違和感に集中すると、その違和感に対する感覚がより鋭くなり、違和感以外の周りが見えなくなる。結果として、違和感のみが注意の対象になって、それが不安の場合、不安を増大させる事になると言うのが根本的な考え方です。
この治療法は、症状そのものを治療の対象にするのではなく、症状に伴って引き起こされる日常生活における行動を改善すると言うのが目的です。
例えば、知らない人と話すと緊張する症状の場合、緊張するという違和感を治すのではなくて、緊張してもいいから、知らない人と話すといった方向で治療が進められます。なので、知らない人と話すことで緊張するのは違和感ではなく生理的に自然である、その事で不安になるのはおかしいと言う風に治療をしていきます。
このような治療を続けていくと日常生活が改善され、不安を軽減する事が出来ます。
自分なりのストレス解消法を見つける
パニック障害の人の多くは、ストレスに弱い、もしくはストレスを発散する事が上手くない人が多いです。
僕も、趣味がなく、自分なりにこれをするとストレスが発散できると言うものがありませんでした。ストレスを発散する事でパニック障害が直るかと言うのは疑問ですが、少なくとも悪化する事を防ぐ事は、可能だと思います。
なので、自分の中でこれをしていると没頭できて、色んな不安を忘れられると言うものを見つけて下さい。食べすぎやお酒など身体上の健康に害のあるものは避けた方がいいですが、例えば、昔やっていたスポーツであったり、友達とのおしゃべりであったり、映画や音楽などもいいと思いますよ。
僕の場合は愛犬の散歩です。愛犬と接していると、色んな不安が解消されますし、外出し、適度な運動にもなるので効果的でした。
生活のリズムを安定させる
不規則な生活をしていると自律神経のバランスがくずれ、ストレスに対して弱くなるらしいです。なので、毎日、出来れば決まった時間に起きて、三食の食事を取り、決まった時間に寝ると言う風に生活のリズムを安定させれば、ストレスに強い体になります。
僕の場合は、予期不安から不眠症になる事が多くありました。なので、薬物療法の際に、睡眠を助ける成分が多く入った薬を処方してもらいました。

