パニック障害の予期不安
パニック発作を何度か繰り返すと、発作の恐怖が頭から離れなくなり、また起きるのではないかという不安にさらされます。
予期不安とは、このように、先に起きるかどうか分からない発作を予測して思い悩んでしまう事です。パニック障害をもっていない人でも、例えば、何かに失敗した時に、同じミスを繰り返すのではないかと不安になる事があると思います。
パニック障害の予期不安は、その程度が非常に強く、時には死の恐怖さえ感じるほどです。
予期不安を感じ始めると、それがまた次の発作を生み、発作が発生するとさらに強い予期不安が来るという形になり、負のスパイラルを生んできます。
予期不安は一月程続く
この予期不安の怖いところは、発作を経験した後、一ヶ月程度はこの不安が続く事です。予期不安の内容は様々あって、発作自体の再発を恐れる人もいれば、発作を起こして人に迷惑をかけないかなど発作後の事を不安に感じる人もいます。
予期不安がひどくなると、発作をおこした場所や状況をさけるようになり、自分の行動範囲を狭くします。仕事中に発作が起きた人は、仕事から遠ざかり、友人といる時に発作がおこると友人を遠ざけたりします。こういった事が原因で社会生活がだんだんと難しくなっていきます。
予期不安が広場恐怖に
パニック発作を繰り返し、予期不安が深刻なものになると、広場恐怖という症状が出現する可能性があります。広場恐怖とは、逃げたくても逃げる事が出来ない場所や、逃げ出すと辱めを受ける場所、発作が起きても誰も助けてくれない場所を恐怖する事を言います。
このために、人が多い場所や電車の中、閉鎖された空間を意識的にさせるようになり、社会生活に支障をきたしてしまいます。
このように、パニック障害の中でも一番たちの悪いのが予期不安です。発作が起こってそれで終わりと言う形であれば、それはパニック障害と認められず、この予期不安がある事がパニック障害と認定される要素になっています。
なので、パニック障害になって初期の人はなるべく先の事を考え過ぎず、今目の前にある事のみに集中し、生活していくのが大事だと思います。

